「ベタつく」「量を間違えて前髪が重い」「時間が経つとペタン…」「香りが強すぎて職場で浮く」——
初心者のつまずきは、種類を知らない・髪質に合っていない・付け方が多すぎの3点に集約されます。
本記事は、完成イメージから逆算してマット/ツヤ/ファイバー/クリームの“種類の軸”を選び、
髪質(軟毛・剛毛・くせ毛・多毛)と長さ(ベリーショート〜ミディアム)に合わせて最短ルートを設計。
さらに、米粒〜小豆の少量→手のひらで十分に乳化→後頭部→側頭部→前髪の順に薄く配る再現手順まで、はじめてでも迷わない導線で解説します。
仕上げの冷風固定と、外出先での“水霧→ドライ→薄塗り”ミニリセットも押さえて、清潔感が続く一日へ。
- ✅ 種類で迷わない:完成写真→質感(ツヤ/マット)→操作性(伸び)→キープ力の順で一本化
- ✅ 髪質/長さに合う選択:軟毛は軽量(マット/ファイバー)、剛毛は収まり(ツヤ/クリーム)、長さに応じて配分を変更
- ✅ 失敗しない付け方:少量スタート→しっかり乳化→「後→側→前」へ薄く、前髪は最後に“余り”だけ
- 👉 TPO対応:学校/職場は控えめツヤ〜マット&無香〜微香で“自然体の清潔感”に寄せる
- 👉 安全&ケア:表示(区分・全成分・注意)を確認し、刺激や赤みが出たら中止・洗浄して必要に応じ皮膚科へ
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※本記事は一般情報で、診断・治療の代替ではありません。症状が続く/悪化する場合は医療機関へご相談ください(YMYL配慮)。
出典・参考(YMYL/国内):
東京都健康安全研究センター:化粧品の表示(全成分表示・注意事項) /
日本皮膚科学会 皮膚科Q&A(皮膚トラブル一般) /
厚生労働省 健康づくりサポートネット(生活上の衛生情報) /
消費者庁:スプレー缶によるやけど等の注意喚起
- メンズワックスの基本:種類と仕上がり(マット/ツヤ/ファイバー/クリーム)
- ジェル・グリースとの違い:ワックスを選ぶ前に知るべき基礎
- 髪質別の選び方:軟毛・剛毛・くせ毛・多毛の最適解
- 長さ別の選び方:ベリーショート/ショート/ミディアムの鉄板
- 目的別の選び方:束感・立ち上がり・まとまり・ウェット感
- 初心者向けおすすめ5選【比較表】—キープ力・ツヤ・香り・洗い落ち
- 失敗しない付け方:量の目安・手のひら乳化・塗布の順番
- 学校/職場で浮かないナチュラルセット術とTPO対応
- 一日キープのコツ:湿気対策・お直し・持ち運びアイテム
- 洗い落としと頭皮ケア:予洗い・シャンプー方法・日常メンテ
- 【Q&A】メンズワックスの選び方・使い方・安全ケアの疑問10
- 【総まとめ】“種類×髪質×目的×手順”で迷わないワックス選び
- 参考・出典(YMYL/国内中心)
メンズワックスの基本:種類と仕上がり(マット/ツヤ/ファイバー/クリーム)
種類 | 仕上がり | キープ力 | 相性の良い髪質 |
---|---|---|---|
マット | ツヤなし・軽い束感 | 中〜高 | 軟毛〜普通毛(軽さ重視) |
ツヤ(グロッシー) | 濡れ感・まとまり | 中 | 剛毛・多毛(収まり重視) |
ファイバー | 伸びが良く立ち上げやすい | 中 | 軟毛(根元のリフト) |
クリーム | 自然・やわらかい束感 | 低〜中 | くせ毛・パーマ(なじみ) |
- 👉 種類は質感(ツヤ)× 操作性(伸び)× キープ力で理解する。
- ✅ 迷ったら「普段の服装・職場TPO」に合う質感から逆算。
- マット=軽さ、ツヤ=清潔な濡れ感、ファイバー=立ち上げ、クリーム=自然さ。
まずは完成像(写真)を決め、そこに最短で届く“種類の軸”を選ぶのが近道です。💡
詳説:基剤と質感の関係
要素 | 例 | 仕上がりへの影響 |
---|---|---|
油分量 | ワックスエステル・植物油 | 増えるほどツヤ・重さが出る |
粉体 | シリカ・クレイ | 増えるほどマット・ドライ感 |
ポリマー | セット樹脂 | 増えるほどキープ力・固さ |
- ファイバーはポリマーの“糸引き”で操作性が上がる。
- 粉体が多いほどドライだが、白浮きに注意。
成分バランスの違い=仕上がりの違い。表示のキーワードを掴むと選びやすいです。👉
実践まとめ:完成像から逆算する
- 軽さ重視 → マット/ファイバー
- 清潔感の濡れ感 → ツヤ
- 自然で失敗しにくい → クリーム
写真を1枚決めて、それに最も近い“種類の軸”を試しましょう。✅
ジェル・グリースとの違い:ワックスを選ぶ前に知るべき基礎
製品 | 質感 | 固まり方 | 向き |
---|---|---|---|
ワックス | マット〜ツヤまで幅広い | 可塑性あり(再セット可) | 束感・立体・自然仕上げ |
ジェル | 高ツヤ・濡れ感 | 速乾で硬化(再セット不可) | タイト・ビシッと決める |
グリース | 高ツヤ・オイル感 | 硬化弱め(再セット可) | クラシック・艶重視 |
- 👉 初心者は再セットの効くワックスからが安全。
- ✅ ビジネスで崩したくない日はジェルも選択肢。
- グリースはツヤ最優先の日に。
「直せるかどうか」が難易度を左右します。ワックスは失敗のリカバリーが効きやすいのが強みです。💡
詳説:乾燥速度と操作時間
タイプ | ドライダウン | 作業時間の目安 |
---|---|---|
ワックス | ゆっくり | 3〜5分 |
ジェル | 速い | 1〜2分 |
グリース | 中〜遅い | 3〜5分 |
- ジェルは一気に形を作る前提、ワックスは微調整前提。
- 時間=難易度。初心者は操作時間に余裕ある方が安心。
朝の持ち時間と相談して選ぶとストレスが減ります。👉
実践まとめ:まず“直せる”選択を
- やり直し重視 → ワックス
- 固め切りたい → ジェル
- ツヤ最優先 → グリース
最初の1本はワックス、その後にジェルやグリースを足すと失敗が少ないです。✅
髪質別の選び方:軟毛・剛毛・くせ毛・多毛の最適解
髪質 | 悩み | 推奨タイプ |
---|---|---|
軟毛 | ぺたん・立ち上がらない | マット/ファイバー(軽量) |
剛毛 | 広がる・硬い | ツヤ/クリーム(収まり) |
くせ毛 | パサつき・まとまらない | クリーム/ツヤ(保湿寄り) |
多毛 | ボリューム過多 | ツヤ(重さでコントロール) |
- 👉 軽さが欲しい=粉体多め(マット・ファイバー)。
- ✅ 収まりが欲しい=油分多め(ツヤ・クリーム)。
- くせ毛は保湿寄りで“パサ見え”回避。
“軽さ/重さ”のレバーをどちらに倒すかが、髪質攻略の鍵です。💡
詳説:比重とボリュームコントロール
要素 | 軽量寄り | 重量寄り |
---|---|---|
比重 | 空気感・立ち上げ | 収まり・ツヤ |
伸び | ファイバーで薄伸ばし | クリームで面を整える |
- 軟毛は“薄く広く”、剛毛は“面で整える”。
- くせ毛は“水分→油分→ワックス”の順で馴染みUP。
付け方の“厚み”まで設計できると安定します。👉
実践まとめ:髪質に合わせてレバーを倒す
- 軟毛=軽量・薄塗り
- 剛毛=油分で収める
- くせ毛=保湿を先に
髪質に逆らわず、味方につける選択を。✅
長さ別の選び方:ベリーショート/ショート/ミディアムの鉄板
長さ | 定番ワックス | ポイント |
---|---|---|
ベリーショート | マット/ファイバー | 立ち上げ・束感の微調整 |
ショート | マット/クリーム | 束感と収まりのバランス |
ミディアム | クリーム/ツヤ | 面を整えつつ動きを残す |
- 👉 短いほど“軽さ・操作性”が重要。
- ✅ 長いほど“重さ・面の整え”が重要。
- 中間のショートは両者のバランスを狙う。
長さに合った質感で、手数を最小化。朝のストレスを減らします。💡
詳説:毛先と根元の比率
長さ | 根元:毛先の配分 | 理由 |
---|---|---|
ベリーショート | 7:3 | 根元で形が決まる |
ショート | 6:4 | 根元で方向付け→毛先で束感 |
ミディアム | 5:5 | 重さが出やすいので均等 |
- 根元から風→冷風固定→薄塗りで仕上げ。
- 塗布は“後頭部→側頭部→前髪”の順で過量防止。
根元を制した者が、朝を制します。👉
実践まとめ:長さに合わせて塗布配分を変える
- 短い=根元を優先
- 中間=根元→毛先で束感
- 長い=面を整えてツヤ補填
配分を決めれば、迷いは消えます。✅
目的別の選び方:束感・立ち上がり・まとまり・ウェット感
目的 | 推奨 | コツ |
---|---|---|
束感 | マット/クリーム | 5〜8mm幅の均一束 |
立ち上がり | ファイバー | 根元に薄く入れる |
まとまり | クリーム | 面を撫でて整える |
ウェット感 | ツヤ | 毛先中心に薄塗り |
- 👉 目的は1つだけに絞ると失敗しない。
- ✅ 2つ目以降は“おまけ”程度に。
- 混ぜる場合は同ブランド/同シリーズで相性UP。
何を優先するかを決めれば、選択は自動的に絞られます。💡
詳説:塗布位置マップ
目的 | 塗布ゾーン | 失敗例 |
---|---|---|
束感 | 中間〜毛先 | 根元ベタつき |
立ち上がり | 根元 | 量が多く潰れる |
まとまり | 表面 | 厚塗りで重い |
ウェット | 毛先 | 前髪の塊 |
- 面=撫でる、束=摘む、根元=差し込む。
- 道具の違いで手触りを変える(手ぐし/コーム)。
動詞を意識すると、狙い通りの質感になります。👉
実践まとめ:目的はひとつに絞る
- 最優先の質感を決定
- 塗布ゾーンを固定
- 量は“最小限”から足す
シンプルにするほど、成功率は上がります。✅
初心者向けおすすめ5選【比較表】—キープ力・ツヤ・香り・洗い落ち
# | タイプ | 想定髪質/長さ | キープ力 | ツヤ | 洗い落ち |
---|---|---|---|---|---|
1 | マット | 軟毛/ベリーショート〜ショート | 高 | 低 | 良 |
2 | ファイバー | 軟毛/ショート | 中 | 低 | 良 |
3 | クリーム | くせ毛・普通毛/ショート〜ミディアム | 中 | 中 | 中 |
4 | ツヤ | 剛毛・多毛/ショート〜ミディアム | 中 | 高 | 中 |
5 | バーム寄り | 全髪質/ナチュラル | 低 | 中 | 良 |
- 👉 最初の1本はマットorクリームが失敗少。
- ✅ 立ち上げ優先ならファイバー、濡れ感優先ならツヤ。
- バーム寄りは休日・校則対策に自然で便利。
“自分の髪質×目的×TPO”で、1〜2本に絞って使い分けましょう。💡
詳説:選定基準と評価ポイント
観点 | 見るポイント | 理由 |
---|---|---|
キープ力 | 湿気下での持ち | 通学・通勤で崩れにくい |
操作性 | 乳化のしやすさ | 初心者でも再現性が高い |
洗い落ち | 予洗いでの落ちやすさ | 頭皮負担の軽減 |
- 重視ポイントは人それぞれ。自分の“困りごと”に合わせて。
- 香りは小分けで試してから本品購入が安全。
評価軸を決めておくと、レビューの読み方もブレません。👉
実践まとめ:最初の2本でカバー範囲を作る
- 平日=マット/クリーム
- イベント=ツヤ/ファイバー
- 休日・校則=バーム寄り
場面ごとに“役割”で揃えると迷いません。✅
失敗しない付け方:量の目安・手のひら乳化・塗布の順番
工程 | 目安 | ポイント |
---|---|---|
量 | 米粒〜小豆 | 不足なら後足し |
乳化 | 手のひらで10〜15秒 | 白さが消えるまで |
順番 | 後→側→前 | 前髪の厚塗り防止 |
- 👉 まず“量の暴走”を止める(少量から)。
- ✅ 乳化不足=ダマ・ムラの元。
- 前髪は最後に余りで触る程度。
付け方は“減点競技”。余計なことをしないほど仕上がりが安定します。💡
詳説:手の動きとゾーニング
動作 | 狙い | 失敗例 |
---|---|---|
かき上げ | 根元に薄く | 量を入れすぎて潰れる |
握って離す | 束感形成 | 強く握りすぎて塊 |
撫でる | 面の整え | 厚塗りでベタつき |
- 根元→中間→毛先の順で薄く配る。
- 余りで前髪・表面を整えるだけ。
“薄く広く”が基本。過不足は後足しで帳尻を合わせます。👉
実践まとめ:薄く・遅く・最後に前髪
- 少量で開始→不足は後足し
- 十分に乳化してムラ防止
- 前髪は最後に触るだけ
順番を固定するだけで、毎朝の安定感が変わります。✅
学校/職場で浮かないナチュラルセット術とTPO対応
シーン | 推奨質感 | 注意点 |
---|---|---|
学校・校則 | クリーム/バーム寄り | ツヤ過多・高い前髪は避ける |
オフィス | マット〜控えめツヤ | 清潔感・前髪の目線配慮 |
面接・式典 | 控えめツヤ | 前髪は目にかからない |
- 👉 “少し物足りない”くらいが調和しやすい。
- ✅ 香りは弱め・無香を選ぶ。
- 帽子・マスクの着脱を想定したスタイルに。
TPOに合わせた“引き算”が信頼感を作ります。💡
詳説:前髪・サイド・後頭部のチェックポイント
部位 | 基準 | OK/NG |
---|---|---|
前髪 | 眉〜目上 | OK:目線クリア/NG:目にかかる |
サイド | 耳まわりタイト | OK:清潔/NG:はね |
後頭部 | 寝ぐせゼロ | OK:面なめらか/NG:凹凸 |
- 出発前に“横・後ろ”の鏡チェックを習慣化。
- コームで面を整え、手ぐしで作り込み感を薄める。
見られるのは“正面以外”。横と後ろで印象が決まります。👉
実践まとめ:TPOは“引き算”で整える
- 質感は控えめに寄せる
- 前髪は目線を邪魔しない
- 横・後ろの面を最優先で整える
周囲と調和するほど、清潔感は強く伝わります。✅
一日キープのコツ:湿気対策・お直し・持ち運びアイテム
課題 | 対策 | アイテム |
---|---|---|
湿気で潰れる | 冷風固定・スプレー仕上げ | ミニスプレー |
前髪が割れる | 乳化し直して薄塗り | 携帯ワックス |
帽子・マスク跡 | 水霧→ドライ→軽く再セット | アトマイザー |
- 👉 仕上げの冷風30秒で持ちが変わる。
- ✅ お直しは“水→風→薄塗り”の順で。
- 手を洗ってから触る=清潔&ムラ防止。
“再現プロセス”をミニサイズで持ち歩けば、外でも安定します。💡
詳説:スプレーとワックスの役割分担
アイテム | 役割 | 使い方 |
---|---|---|
ワックス | 形作り・束感 | 薄く広く→余りで前髪 |
スプレー | 固定・湿気対策 | 空中散布→手で面をなでる |
- スプレーは近づけすぎない(白粉・ムラの原因)。
- お直しは“足すより整える”。
役割を分けると、固めすぎずに長持ちします。👉
実践まとめ:外出先の再現レシピ
- 水霧→風→薄塗りの順
- スプレーは遠くからふんわり
- 触る前に手を清潔に
小さな手順の徹底が“一日キープ”の差になります。✅
洗い落としと頭皮ケア:予洗い・シャンプー方法・日常メンテ
工程 | 目安 | ポイント |
---|---|---|
予洗い | 38〜40℃で60秒 | 整髪料の7割は落ちる |
本洗い | 泡で包む | 直塗りNG・指の腹で小刻み |
すすぎ | 90〜120秒 | 残留ゼロを目指す |
- 👉 頭皮に残るとベタつき・かゆみの原因。
- ✅ 整髪料が多い日は分割2度洗い。
- タオルは清潔・完全乾燥を徹底。
“落とす→守る”を毎日ルーティン化すれば、髪も頭皮も安定します。💡
詳説:洗浄基剤と残留対策
項目 | 選び方 | 理由 |
---|---|---|
シャンプー | アミノ酸系中心 | 刺激を抑えやすい |
整髪料 | 洗い落ち表記を確認 | 残留リスク低減 |
タオル | 毎回交換 | 再付着を防ぐ |
- 浴室の換気とドライヤーの冷風で仕上げる。
- 枕カバーは毎日交換が理想。
環境を整えるほど、“戻りベタつき”は起きにくくなります。👉
実践まとめ:頭皮に残さない・環境を清潔に
- 予洗い60秒→泡で洗う→長めのすすぎ
- 洗い落ちの良い整髪料を選ぶ
- タオル・枕をクリーンループ化
毎日の小さな習慣が、清潔感とセット再現性を底上げします。✅
【Q&A】メンズワックスの選び方・使い方・安全ケアの疑問10
# | 質問 | 要点 |
---|---|---|
Q1 | ワックスは髪や頭皮に悪い?安全に使うコツは? | 適量・全成分表示・異常時は中止 |
Q2 | マット/ツヤ/ファイバー/クリームの違いは? | 質感×操作性×キープ力 |
Q3 | 初心者の量と塗布の順番は?失敗を防ぐ基本 | 米粒〜小豆量→後頭部→側頭部→前髪 |
Q4 | ジェル・グリースとの違いと選び分け | 再セット性・乾燥速度・ツヤ |
Q5 | 学校・職場で浮かない“ナチュラル”の選び方 | 控えめツヤ/無香料/前髪の目線配慮 |
Q6 | 湿気や汗で崩れる…一日キープのコツは? | 冷風固定・少量スプレー・お直し手順 |
Q7 | ヘアスプレーの可燃性・吸入リスクは大丈夫? | 屋内換気・距離・火気厳禁 |
Q8 | 赤み・かゆみ・ニキビが出た時の対応は? | 使用中止・洗浄・受診目安 |
Q9 | 成分表示(全成分)や「医薬部外品」との違いは? | 表示ルール・効能表示の可否 |
Q10 | ワックスの洗い落とし方と頭皮ケアの基本 | 予洗い60秒・泡で洗う・すすぎ長め |
Q1. ワックスは髪や頭皮に悪い?安全に使うコツは?
A. 適量を守り、全成分表示を確認して自分の肌に合うものを選べば、日常使用で大きな問題は避けやすくなります。刺激やかゆみ・赤みが出たらすぐに使用を中止し、洗い流して皮膚科へ相談を。容器・外箱の注意表示(用法、保管)も必ずチェックしましょう。
Q2. マット/ツヤ/ファイバー/クリームの違いは?
A. 大きくは質感(ツヤ)×操作性(伸び)×キープ力の配合バランスの違いです。マットは粉体多めでドライ、ツヤ系は油分多めで濡れ感、ファイバーは糸引きで操作性、クリームは自然で失敗しにくいのが特徴です。目的と髪質に合わせて選びましょう。
Q3. 初心者の量と塗布の順番は?失敗を防ぐ基本
A. 量は米粒〜小豆から。手のひらで十分に乳化して白さが消えてから、後頭部→側頭部→前髪へ薄く配り、前髪は最後に“余り”で触る程度に。過量はベタつき・毛穴詰まりの原因になるため、足し算方式が安全です。
Q4. ジェル・グリースとの違いと選び分け
A. ジェルは速乾・高ツヤで固め切る用途、グリースは強いツヤ+再セット可、ワックスはやり直しが効くのが長所。初心者は操作時間に余裕のあるワックスから入り、TPOでジェルやグリースを使い分けるのが無難です。
Q5. 学校・職場で浮かない“ナチュラル”の選び方
A. 控えめツヤ〜マット、無香〜微香のアイテムが無難。前髪は目にかからない長さ、耳まわりはタイトに。容器の注意表示(使用量・用途)に従い、香りが苦手な人への配慮として強い香りは避けましょう。
Q6. 湿気や汗で崩れる…一日キープのコツは?
A. セット後に冷風で固定→必要に応じてヘアスプレーを遠目から薄く。外出先では“水霧→ドライ→薄塗り”の順でリセットします。清潔な手で触れ、整髪料の過量・混用は避けるのが安定の近道です。
Q7. ヘアスプレーの可燃性・吸入リスクは大丈夫?
A. 可燃性エアゾール製品は火気厳禁・高温放置禁止・換気必須。顔に近づけ過ぎず、所定距離から“空中散布”を基本に。乳幼児の手が届かない場所に保管し、屋内での多量使用や吸入の恐れがある使い方は避けましょう。
Q8. 赤み・かゆみ・ニキビが出た時の対応は?
A. 使用を中止し、やさしく洗い流します。強い赤み・かゆみ・痛み・膿疱などがあれば皮膚科へ。新規製品は腕内側などでパッチテストを行い、既往のかぶれ歴があれば使用を控えるか専門家に相談を。
出典:
日本皮膚科学会 皮膚科Q&A(接触皮膚炎・皮膚トラブル)/
国民生活センター:消費生活情報(化粧品トラブルの注意喚起)
Q9. 成分表示(全成分)や「医薬部外品」との違いは?
A. 化粧品は全成分表示が義務で、効能表現は清潔・美化などに限定。医薬部外品は有効成分を含み、許可された範囲で効能を標榜できます。購入時は区分・有効成分・使用上の注意を確認し、自分の目的や肌質に合うかを判断しましょう。
Q10. ワックスの洗い落とし方と頭皮ケアの基本
A. 38〜40℃で60秒の予洗い→泡でやさしく洗浄(直塗りNG)→90〜120秒のすすぎが基本。整髪料が多い日は分割2度洗いで残留を避け、タオル・枕カバーは清潔に。刺激や異常が続く場合は自己判断せず皮膚科へ。
【総まとめ】“種類×髪質×目的×手順”で迷わないワックス選び
- 種類の軸:マット=軽さ/ツヤ=濡れ感/ファイバー=立ち上げ/クリーム=自然さ。まずは完成像(写真)から逆算して1種類を選ぶ。
- 髪質対応:軟毛=軽量(マット/ファイバー)/剛毛・多毛=油分寄り(ツヤ/クリーム)/くせ毛=保湿寄り(クリーム/ツヤ)。
- 長さ・TPO:短いほど軽さ・操作性を、長いほど面の整え・ツヤを重視。学校・職場は控えめツヤ〜マット・無香が無難。
- 初心者のスターター:まずはマット or クリームの1本。用途が広く、失敗が少ない。
- 付け方の基本:量は米粒〜小豆→手のひらで十分に乳化→後頭部→側頭部→前髪の順で薄く。足し算方式で過量回避。
- 一日キープ:仕上げは冷風固定→必要時だけスプレーを遠目に薄く。外では“水霧→ドライ→薄塗り”でリセット。
- 洗い落とし・衛生:38〜40℃で60秒予洗い→泡で洗う→90〜120秒すすぎ。タオル・枕カバーは清潔に。
- 安全・YMYL:表示(区分・全成分・注意)を確認。赤み/かゆみ/痛み等が出たら使用中止・洗浄し、必要に応じて皮膚科へ。エアゾールは火気厳禁・換気徹底。
本記事は一般情報であり、診断・治療の代替ではありません。症状が続く・悪化する場合は必ず医療機関に相談してください。
参考・出典(YMYL/国内中心)
- 東京都健康安全研究センター「化粧品の表示(薬機法/全成分表示)」
https://www.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/k_yakuji/i-kanshi/c_label/
- 日本化粧品工業連合会「化粧品の成分表示の解説」
https://www.jcia.org/user/business/ingredients/cmtexplain
- 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A」
https://qa.dermatol.or.jp/
- 厚生労働省「健康づくりサポートネット(生活上の衛生・健康情報)」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/
- PMDA(医薬品医療機器総合機構)「医薬品・医薬部外品 添付文書検索」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuSearch/
- 消費者庁(内閣府)「8月に多いスプレー缶によるやけどや皮膚障害に注意!」(エアゾール注意喚起)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_036
- NITE(製品評価技術基盤機構)「スプレー缶の事故と安全ポイント」
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/kyouzai/dvdhandbook2_spray.html
※各サイトの内容やURLは更新される場合があります。購入・使用時は最新の公式表示・注意事項・添付文書をご確認ください。
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